金髪の少女のとまどい揺れる視線と、女性のまっすぐな視線の交差を切り取ったデザインとなったキービジュアル。
「あの子に、逢いに行く」という主人公の情熱を表したコピーが添えられてる。
あわせて解禁された予告編では、主人公のジャスミンが亡き父から少女を託される夢を回想するシーンから始まる。ナポリで夫と3人の息子たちと幸福な家庭を築きながらも、人生にどこか虚しさを感じるジャスミンは、家族の同意を得ないまま「女の子を養子に迎える」と宣言してしまう。しかし、その決断は「ローンも残っているのに」「3人も息子がいるのになぜ」と、夫や息子たちに戸惑いと反発を生む。
「誰が生んだ子だろうと、私が育てれば私の子になるの!」とジャスミンは訴えるが、一家はかつてない緊張に包まれていく。
本作の最大の特徴は、主人公ジャスミンや夫リーノをはじめとする主要キャラクターを、俳優ではなく本人自身が演じている点にある。その堂々とした演技とカメラ映えする存在感は際立ち、演じることで改めて家族の問題に向き合っていくという、虚実が入り交じる驚きの二重構造となっている。
難解な書類、厳しい審査、選べない性別、高額な斡旋料、、、養子縁組の様々な問題の果てに突きつけられる「究極の選択」。実話から自由に翻案された物語でありながら、本人たちが演じているからこそ滲み出る、一瞬の表情や震える声のリアルさが、観る者の心を激しく揺さぶってくる。

